愛ビーチクリーン活動が生まれた日
2017年 愛媛県松山市に
山本美穂子さんの夢の一つ
”Heart in touch ヒーリングセンター”が創設されました。
同年7月、、、
「人の手によって放たれたものは、
人の手によって回収し元の姿に戻してゆこう」
「両手に持てるだけのゴミを毎日拾おう」
と愛ビーチ活動が一人の愛の手から始まりました。
ヒーリングセンターから徒歩12歩!
異空間への入り口のような小さなトンネルをくぐると
そこには
瀬戸内海を見渡せる海辺が広がっています。
(夕暮れ時には、様々な表情を見せてくれる海岸)
誰もが無関心だった浜辺、、、、
遠くを見れば美しい景色はある。
しかし
足元を見れば、、、
浜辺はプラスチックゴミが散乱し、遠くから流れ着いた
大きなプラスチックも打ち上げられていた。
打ち上げられるゴミたちを見れば
間違いなく利便性だけを考えられ作り出された
人間たちのエゴの塊。
以前、家族で松山に訪れた時、ビーチクリーンに参加しました。
2歳の子ですら、
「なんでここにこんなゴミがあるの??」
と疑問を抱くほど、お弁当や空き缶がそのまま残されていたり
遠くの海岸から流れ着いたであろうものやプラスチックケース
などゴミの種類は疑問を抱くほど様々でした。
ほんの少し歩けば、ゴミ袋はすぐにいっぱいになりました。
小さな子供だって、何かおかしいと感じる光景。
ゴミを置いていく大人たちは、どのような気持ちなのでしょう?
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当初、大潮のたびにゴミが打ち上げられ、砂浜を埋め尽くしていたこともあり、
地域の方々も愛犬の散歩のゴミを捨てていく光景が日常のものでした。
県の手も入りにくく、フン禁止の立て看板を要請したこともありましたが、
実際に看板が立つまでに数カ月掛かったことも。
(ハートインタッチHP~ニューストピックより引用~)
Heartintouchニューストピック==============================
人間たちが作り出し、海に投げ出されたプラスチック製品は、
海の中で小さな破片になり、魚たちが食べ
その魚を食べる人体にやがては戻ってきます。
もしも、これから新しい命を産む女性たちの身体に
化学的なものがたまれば、お母さんの食べたものを
栄養とする赤ちゃんや子供たちにも影響が出てくるでしょう。
ビニールを飲み込んでしまい鳥やウミガメが死んでしまうなどの
悲しい出来事もあります。
そのような出来事の連鎖は、
やがて生態系を崩していくことにも繋がっていくでしょう。
浜辺に落ちているゴミの山の背景には、
”大切な命”に繋がりがあります。
私たちは、個人で生きていますが
根底では、大きな世界の一部です。
一人の愛のない行為が、積み重なれば
私たちの地球にも愛ある安心した環境はやがて
破壊されていきます。
裏を返せば、
一人一人が愛ある行動や
気持ちをもって、自分たちが作り出してしまったものに
責任を持てば、愛は還ってきます。
美しい景観は戻り、その美しさに触れた大人たちは
やがて子供たちに美しさを伝えていくことができます。
地球を汚す行為が一つでも減ることで
愛の連鎖が広がる可能性は
大きくなっていくことでしょう。
ひとりの地道な活動がやがて愛の連鎖に
一人きりのビーチクリーンが始まり約1年が経ち、
一筋の希望の光が射し始めました。
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新参者の私がゴミを拾っているのを見て、
「いくらやってもキリがないよ」と声をかけてきた方もいらっしゃいましたが、
ある時から、私以外にもゴミを拾う方が現れたのです。
とにかくハイヤーセルフ(愛)を選び続けてきたそのことが、
周りの方のハイヤーセルフをも揺り動かしたのでしょう。
浜辺を歩く時にゴミ袋を持って歩く人が少しずつ増え、
もちろんヒーリングセンターに集う生徒さんたちも、
朝に夕に、ゴミを拾うのが日課になってゆきました。
さらに、私がどんどん忙しくなり、出張等でゴミを拾えない日にも、
誰かがお掃除してくれているようになり、
浜は本当にどんどん、見違えるようにきれいになっていったのです。
やがて、以前はわざわざ来る人のいなかったこの浜辺に、
家族連れが遊びに来るようになりました。
(ハートインタッチブログ山本美穂子公式サイトより引用)
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一人の愛からの行動、想いは
もしかするとエゴから生まれた行為よりも
遥かに大きな力があるのかもしれない。
誰だって、美しい海を見たい、泳ぎたい。
綺麗な浜辺で愛する仲間、恋人、家族と過ごしたい。
ゴミを置いていった人たち、作り出した人たちの中にも
そんな想いが心のどこかにきっと、あるはず。
そう願い、信じてる。
私たちは、
愛の源から誰もが生まれたのだから。
海は本来、誰のものでもない。
一人の損得や所有の気持ちが芽生えた時
大きな視点で物事は見えなくなる。
愛という世界が切り取られて
分離という小さな小さな世界だけが
自分の中に残るのだ。
人は、みな繋がり合っている。
愛の世界を見失った人に
もう一度美しい世界を見せ続けることができれば
その人の中にも愛を映し出すことができるのかもしれない。
海がいつも美しい姿と”ただ在る”という愛を
私たちに見せ続け思い出させてくれるように。