「海と浜辺を美しくする運動」感想文をいただきました!

 

 

先日、ビーチクリーンの特別授業を担当させていただいた河野小学校の子どもたちから、感想文をお送りいただきました。

伝えたかったことが子どもたちのこころにしっかりと伝わっていて、思わず涙ぐんでしまいました。

お名前を伏せてご紹介させていただきます。

 

「一人でできることも、みんなでできることも限られている」

私はこれまで、一回も海のごみ掃除をしたことがありませんでした。だから、今回の活

動で、ゴミ拾いをすると聞いて、少しうれしくなりました。

まずは、自分の住んでいる地域の海をはじめに、いろいろな場所の海の写真を夏休み中

にとり、海の美しさをみんなで確かめました。その後、地域でビーチクリーン活動に取り

組んでいる、山本さんのお話を聞きました。お話を聞いて、海にはいろいろなごみが落ち

ていることが分かりました。そして、初めは地域の人にいろんなことを言われていたけれ

ど、それでも活動を頑張れる山本さんはすごいと思いました。

海は世界中につながっています。他の国からのごみなど、自分が捨てていなくても、周

りの人が捨てていたら意味がないと思ったので、私たちができることは、まずは自分の地

域のゴミ拾いや呼びかけ、ポスターを描くことだと思いました。そして、みんなが協力し

て世界国をきれいにできたらいいなと思います。ごみは本当にたくさんあります。一人で

できることも、みんなでできることも限られています。だからこそ、できることから頑張

りたいと思いました。

そして、いろいろな方からの話を聞いた後、私たちは、地域の海岸清掃に行きました。

初めに見たときには、ごみはあまり落ちていないなと思ったけれど、砂浜に降りていく

と、たくさんごみがありました。私は途中から、岩のテトラポットみたいな場所をきれい

にしました。岩の隙間にペットボトルや電池、漁業で使う物、袋や缶などがいっぱいあり

ました。海は、よく見るといろいろなところにごみがあると思いました。いつも当たり前

のように過ごしている生活は、自然にとっては、当たり前ではなかったのかもしれないと

思いました。私は山に住んでいて、海にはたくさん行くけれど、ごみがあっても気付かな

かった……。またたくさんゴミ拾いがしたいと思いました。

今回の海と浜辺を美しくする運動は、とても楽しく、効率がいいことだと思いました。

なぜなら、楽しくできたことが世界各地の環境保護につながるからです。だから、私はこ

れからも、海だけでなくいろいろな場所でも、ゴミ拾いをしていきたいと思いました。こ

の勉強によって、いろいろなことを知ることができた気がします。知り合いの地域の人に

も学んだことや体験したことを伝えて、それをみんなでしていきたいと思います。

「一人でできることも、みんなでできることも限られている。だからこそ、できることか

らしていくんだ。」

私は、今回学んだことを、これからも生かして頑張りたいです。

 

 

「海ごみを無くすことの重要性」

僕は最初、海岸清掃は、清掃をする仕事の人やボランティアの人がやるから、自分とは

まったく無関係だと思っていました。けれど、地域でビーチクリーン活動をしている山本

美穂子さんのお話を聞いて、海ごみの深刻さと海ごみを無くすことの重要性を知り、清掃

の仕事をしている人もしていない人も、老人でも子どもでも、ボランティアでもなんでも

なくても、少しでもゴミを拾う、もしくは清掃をすることで、海ごみの危険を減らすこと

ができると思いました。

もしも海岸清掃をしなくなったら、魚がごみを食べ、その魚を人間が食べることになり

ます。それは、人間が作り出したごみが、まわりまわって人間にやってくるということで

す。そして、世界の環境の悪化にともなって、海の波でごみが渡って世界各地がごみまみれ

で汚くなることを改善するための海岸清掃は、一石三鳥にも四鳥にもなりえます。

反対に、ゴミが少なくなった時のよいこともたくさんあります。例えば、魚を通した人

間の命にかかわる危険性を少しでも少なくできること、そして、世界の環境の悪化を改善

するのはそのままSDGsにつながることです。海ごみが世界各地に広がっていくのもSDGsに

かかわると思います。海ごみといっても、流木みたいに自然が生み出したごみなら、地球

の環境悪化にはそのままつながることはあまりないのではないかと個人的には思っていま

すが、プラスチックなど、自然分解にとても長い年月のかかるごみはどうでしょう。特

に、肉眼で見えるかどうか分からない程のマイクロプラスチックなど。要するに大まかに

プラスチックが環境悪化の原因であると思います。プラスチックはもともと石油で、溶か

して液体になればガソリンの石油の濃さのようなものが薄いだけで、ガソリンと同じよう

な成分、イコール、環境にはあまりよくないゴミが海ごみと大まかに言われています。

そんなごみを少しでも無くすべく、プラスチックをリサイクルなど有効活用して、特にプ

ラスチックなどの自然分解されないごみを積極的に将来減らしていければいいなと思いま

した。

 

「ゴミを拾ったから分かったこと」

僕は、海をきれいにしていく中で感じたことは、本当にゴミが多い!ということです。

やる前は、とても汚かったけれど、掃除をした後は、ましになりました。皆で協力してき

れいにすることができて楽しかったです。一番多かったのは、かきの養殖に使ったもので

した。しかし、ゴミはほかにもたくさんありました。岩場の隙間にばれないように埋めた

電池やコイン。一つ一つ回収するのがとても大変でした。皆で協力しても次々に見つかる

ゴミを見て、終わりはあるのかと心配になりました。掃除をするのはとても大変でした。

でも掃除をしているうちにどんどん楽しくなってきました。木のかたまりもたくさんあり

ました。一番大変だったのは、草の部分に散らばった発泡スチロールを回収することでし

た。一つ一つていねいに拾うのが大変でした。結局、みんなと協力して、一部だけきれい

になりました。他にも、誰かが置いた船がありました。その周りに置いてある、発泡スチ

ロールだけ回収できました。また、だれかが捨てたと思われるコーヒーの缶や、たばこの

かすがたくさんありました。臭かったです。木くずには、シロアリがたくさんいて、びっ

くりしました。

掃除をしながら、地域でビーチクリーン活動をしている山本美穂子さんは、いつもこん

なに掃除をしているのかと思ったら大変だと思いました。世界のゴミは1億5000万ト

ンで、毎年800万トン増えると聞いてびっくりしました。ゴミは、80パーセント家か

ら流れると聞いたので、自分もごみを捨てないように気を付けたいと思いました。「海を

きれいにすると、海で遊ぶ子どもたちが増えた」「貝を増やすために、生きたアサリを海

に投げると、アサリが増えただけじゃなくてほかの貝も増えた」と聞いて、すごいと思い

ました。これほどみんなが頑張ってごみを集めているのに、いつも同じ場所に、ごみを捨

てる人がいると聞いて見つけたら、注意してみたいです。ゴミもだんだん減っているので

気を抜かずに、掃除したいと思います。一番捨てられているゴミはペットボトルだと聞い

たので、ペットボトルゴミを減らしたいと思います。ほかにはエコ活動を心がけて頑張り

たいです。コンビニにあるエコ回収箱にもたくさん入れたいと思います。夏はよく海に行

くので、ゴミを捨てないように頑張りたいし、たくさん拾いたいです。世界がきれいにな

るように海をきれいにして、これからもがんばってゴミを集めたいです。

 

 

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