子どもの頃、決めたことがあります。
「大人になったら、泣いている人のそばに寄り添っていてあげられる人になろう。」
子どもの頃、そして今でも、真の意味で心に寄り添ってもらった体験のある人は、そう多くないのではないでしょうか。
それは誰のせいでもなく、仕方のないことです。
なぜなら私たちは誰しも、自分が体験したことのないことを他の人にしてあげることができないからです。
けれども私たちは、大切な人が悲しみ、泣いていたら、なんとかしてあげたいと思います。
そんなとき、本当に心に寄り添い一緒にいるとはどういうことかを知っていれば、ただ共にいるだけで、その人の癒しとなり心の支えとなることができるでしょう。
NPO法人未来育プロジェクトでは、「真に心に寄り添う」とはどういうことなのか、それを体験する機会を、ココロの取り扱い方を学んだ専門家によるワークショップや講座を通して全国で提供しています。
その体験を自分のものとして取り入れたとき初めて、私たちは、同じように人の心に真に寄り添う術を手に入れ、自分の周りの人にもそれができるようになってゆきます。
すべての活動を通して特に力を入れているのは、学校でも、社会でも、そして家庭でも起こる可能性のある「いじめ」の防止です。
いったいどうすればなくすことができるのかがわからず頭を抱えている人も多い「いじめ」ですが、これもまた、幼い頃の家族間の関係性の歪みに端を発していることを知る人もまた、多くはありません。
まずは真に “自分に” 寄り添い、幼い頃から染み付いた無意識の関係性の歪みを解きほぐし、「被害者」「加害者」「傍観者」それぞれの位置から他者の心に真に寄り添おうとするこころみを通じて、「いじめ」という問題はおのずと解決の方向に向かってゆきます。
提供ワークショップや講座で、「いじめの構図」を体感ワークとして体験していただくことで、実際の生活の中に「いじめ」を生み出さないアクションを取り入れていくことが可能です。
“本当は仲良くしたいの”
トップページのイラストに添えた言葉ですが、私たちは誰しも、自分の真実の場所ではそう願っているはずです。
人間としての真実、自分の内側の真実をベースに、人と触れ合っていきませんか。
そうして一人、また一人と真のコミュニケーションが地域に、日本に、そして世界に広がってゆくと、きっと未来は今よりももっと優しさと愛に満ちたものになることは間違いありません。